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【民泊トラブル】他人事ではない!隣の部屋が民泊施設になることで起こるトラブル。

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[掲載日]2018/06/21 405 -

外国人観光客の増加による宿泊施設不足、少子高齢化による空き家・空室対策として増加傾向にある民泊。

いつ隣の家や部屋が「民泊施設」になってもおかしくない状況といえます。

隣が民泊施設になることで起こるトラブル

民泊のオーナーにとっては、空室対策としてメリットの多い民泊ですが、今まで問題なく静かに暮らしていた住民にとっては、ストレスに感じることも多いでしょう。

民泊トラブルの多くは、文化や習慣の違いや、住民と旅行者という立場の違いから起こります。

民泊トラブルで多い「騒音」や「ゴミ出し問題」以外にも、次ようなトラブルも起きています。

部屋を間違える

部屋を間違えていることに気づかず、夜中でもドアノブをガチャガチャと回したり、ベルを鳴らしたりします。

見知らぬ外国人がエレベーターに乗ってきたり、部屋を探してウロウロしているだけでも、子どもや一人暮らしの女性にとっては緊張が高まる状況かと思いますが、その外国人が自分の家のドアを開けようとしているのは恐怖でしかありませんよね。

最悪のケースでは、部屋が何階の何号室だったかを忘れ、マンションを片っ端からピンポンして回るなんてこともあるようです。

困ると何かと助けを求めてくる

例えば、設備(お湯の出し方や、ガスの付け方)の使い方がわからない、調味料を借りに来る、電球が切れてどうしたらよいか聞いてくる、トイレを詰まらせてしまったから貸して欲しいと言ってくるケースもあるそうです。

これが、外国人の住人であればご近所付き合いで済みますが、見知らぬ外国人が入れ替わり立ち替わり出入りしては毎回、このようなことが起きると、そのストレスは相当なものになるでしょう。

治安が悪くなる

民泊オーナーと民泊利用者が直接顔を合わせなくても運営できてしまう民泊は、本人確認が甘いため、犯罪行為の温床になりかねないのです。

違法薬物の密売組織の潜伏先、麻薬売買などの不法取引の場、性風俗業の場といった犯罪者の拠点として利用されたり、勝手に合い鍵を作り、鍵が転売されるなんていうことも懸念されます。

「民泊禁止」のマンションが増えている

「民泊」を問題視していなかったマンションでも、こういったトラブルを受けて、規約を改正する動きが見られます。

管理規約で民泊を禁止し、民泊禁止の貼り紙をしていても、隠れて「民泊」を行う人も後を絶ちません。

民泊を疑い注意しても「友達を泊めている」と言われれば、マンション側もそれ以上は何も言えないのが現状のようです。

マンションの人に何か聞かれたら「友達の家に泊まりに来た」と言うようにと、民泊利用者にお願いしているオーナーもいます。

民泊新法に期待

新しく制定された「民泊新法」が施行されることで、隠れて民泊を行っている「ヤミ民泊」や、しっかり運営・管理ができていない民泊施設の撲滅が期待されています。

民泊を営業するには、都道府県に届け出が必要で、届け出が確認できない民泊施設は、宿泊予約サイトへの掲載ができなくなるからです。

また、家主不在型の民泊では、運営・管理を業者に委託することが義務づけられるとともに、外国人観光客や近隣住民に対するオーナーの義務もしっかりと明記されていますので、トラブルの減少も期待できそうです。