【民泊トラブル】鍵の受け渡し、紛失トラブル。どの方法が安全?対処法は?
[掲載日]2018/05/24 822 -

民泊では、部屋の鍵に関するトラブルも数多く報告されています。
鍵の受け渡しにも様々な方法があり、それぞれにメリット・デメリットがあるので、オーナーの都合や物件によって選ぶとよいでしょう。
民泊の鍵の受け渡し方法
鍵の受け渡しには様々な方法があります。
- 民泊オーナーが直接会って手渡す
- 玄関付近に鍵を隠しておきその場所を伝える
- キーボックスを利用する
- 鍵の受け渡し代行サービスを利用する
- スマートロックを利用する
それぞれの、メリット・デメリットをみていきましょう。
民泊オーナーが直接、鍵を手渡す場合
民泊オーナーが直接ゲストに会って鍵を手渡す場合は、民泊施設で待機するか、最寄り駅などでゲストと待ち合わせる必要があります。
- 鍵を渡すときに、本人確認ができる
- 確実にゲストの手に渡るので安全
- 部屋の設備などの説明もできる
- 外国人の場合は、時間にルーズなところがあり長時間待たされる覚悟が必要
- 毎回、会って渡すのは手間と時間がかかる
玄関付近に鍵を隠してやり取りする場合
鍵の隠し場所としては、郵便ポストの上部にテープで貼り付けたり、植木鉢や傘立ての下、ガスメーターの中などが多いようです。
- 直接会わなくてすむため手間や時間がかからない
- 防犯面で不安。紛失の可能性が高い
- ゲストが見つけられないことがある
- 玄関付近で不審な動きをすることになるため、ゲストが近隣住民から不審者だと思われてしまう可能性がある
キーボックスを利用する場合
キーボックスは暗証番号を入力することで解錠できる鍵の保管ボックスです。
玄関のドアノブなどに取り付けたり、郵便ポストの中に置いておくケースが多いです。
暗証番号を事前にゲストに伝え、自分で鍵を取ってもらいます。
- 直接会わなくてすむため手間や時間がかからない
- 暗証番号が必要なので、玄関付近に隠しておくよりは安全
- キーボックスの開け方がわからないと問い合わせが来ることが多い
- 暗証番号を変更しないでいると番号が共有され無断で自由に出入りされてしまう可能性がある
鍵の受け渡し代行サービスを利用する場合
オートロック付きのマンションで、キーボックスを置けない物件のオーナーに人気の方法です。
- 民泊オーナーの代わりに、スタッフが直接鍵の受け渡しを行ってくれるため確実で安心
- 民泊施設まで案内してくれるサービスを行っているところもある
- 費用がかかる
スマートロックを利用する場合
スマートロックとは、携帯電話・スマートフォンで暗証番号を入力することでドアを開錠する仕組みのことです。
- ドアのサムターンの上にスマートロックデバイスを設置(被せる)するだけなので簡単
- 工事が不要なので賃貸物件でも利用できる
- インターネット上で鍵の管理、鍵の開閉記録を確認できる
- スマートロックデバイスの購入費用がかかる
- 鍵のタイプやスペースによってはスマートロックデバイスを設置できない場合がある
民泊の鍵は必ずスペアキーを用意
ゲストがチェックアウトする際、部屋の鍵を間違えて他の部屋の郵便ポストに返却してしまったり、鍵を持ったまま帰国してしまったりと、民泊の部屋の鍵が、返却されないトラブルのほか、ゲストが鍵をなくしてしまう事例もあります。
スペアキーがない場合、次のゲストが部屋に入れないのはもちろん、民泊の清掃などを業者に委託している場合、スタッフが清掃のために部屋に入れないといったことが起こるため、スペアキーを複数用意しておくことが大切です。
ゲストが滞在中に部屋の鍵を紛失してしまった場合、スペアキーを手元に用意していても、すぐに会って渡せないこともあるでしょう。
こういったトラブルを想定し、郵便ポストの中に暗証番号の違うキーボックスをはじめから2つ置いておくなどの対策も必要です。
キーボックスを使用せず、郵便受けや植木鉢の下などに鍵を隠して受け渡しをしている場合は、鍵がなくなる可能性も高いため、複数の場所にスペアキーを隠しておくオーナーもいるようですが、防犯面からあまりオススメはできません。